日別アーカイブ: 2023年1月9日

JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・27 

☆ナレーション:城達也

遠い地平線が消えて
深々(ふかぶか)とした夜の闇に心を休めるとき
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを告げています

満点の星をいただく果てしない光の海を
ゆたかに流れゆく風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂(しじま)の何と饒舌(じょうぜつ)なことでしょうか
光と影の境に消えていった、はるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります(以下略)

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◎煙が目にしみる  /  ロニー・アルドリッチ

1933年にミュージカル『ロバータ』の中の1曲として、ジェローム・カーンが作曲しました。その後この曲は『ロバータ』から離れ、独立した名バラードとして様々なアーティストが取り上げるスタンダード曲になりました。オットー・ハーバックの詞によるヴォーカル曲としても、ザ・プラターズ盤を筆頭に無数の名盤があります。失恋の悲しみを“煙による涙”にたとえている曲なので、演奏でもそんな雰囲気が盛り込まれています。

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「児玉進矢」さんから頂戴したコメントです。
   2023年1月7日ぶん

今年もド田舎会長のブログで自由に書かせていただきます。よろしくお願いします。

昨年末、新潟県佐渡市で月光仮面と名乗る人から寄付があったそうです。しかも2回。1回目は9,280円の硬貨、交番の前に「毎日一枚ずつ集めたお金です。月光仮面」と置き書きを残し、2回目は15,762円の硬貨の入ったビニール袋を警官に手渡した際に「月光仮面」と名乗ったそうです。今年限りのことではなく過去から毎年続いていて、今回50回目とのこと。こんな立派な行いをしているのに氏素性を明かさず匿名を貫くところは、昨今の匿名性を隠れ蓑にして心ない口撃を仕掛ける一部のネット民とは対照的で、あっぱれという他はありません。

♪どぉこの誰だかぁ知らないけれど、誰もがみぃんな知っている〜♪はずの月光仮面ですが、半世紀もの歳月が流れた令和の時代、最近の方はご存知ないかもしれませんので簡潔にご紹介しますが、市井の人々がピンチの時に疾風(はやて)のようにバイクに乗って現れて、悪者を倒して疾風のように去っていくの当時の子供たちのスーパーヒーローでした。

でも一体新潟の月光仮面はどんな人なんでしょうか?あの頃テレビを見た子供が大人になったとするとどんなに若くても60代、おそらく70代でしょうね。そして性別は男。もしかすると父親の遺志を継いだ息子さんかもしれません。いや待てよ、毎日硬貨に触れるということは、〇〇ペイ時代の若者ではありえないか。まあ、どうでもいいことですね。同じ寄付をするにも毎日毎日硬貨を貯めておくということは、毎日恵まれない人々のことを意識してしないとできることではありません。金額の多寡よりその心意気が素晴らしいですね、こんな老人に私もなりたいものです。