☆ナレーション 『島めぐり』 :城達也
ハワイの島影を数えて、渡り鳥のように飛び
一日を七重にも八重にも
生きることができるのだという
或る島では、女性の立ち姿に似た山々が
緑の山?を折り重ね
日を浴びた肩口に、レンガ色の地肌をにじませていた
又、或る島では、数百メートルの断崖が、幾筋もの滝をかけて
屏風のように海に落ち、苔むす壁に、海鳥が群れて飛んでいた
遊覧飛行の窓の下を流れる景色を
巻き絵のようにつなぎ
島ごとに、花陰の娘に置いて通り過ぎた一日であったが、、、、
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▼エストレリータ / フランク・チャックスフィールド
『楽曲解説』
1914年にメキシコのマヌエル・ポンセが作詞・作曲した歌曲です。イージーリスニング畑では、このチャックフィールド盤のようなインストゥルメンタル(演奏もの)が多いのですが、もともとは歌の曲なのです。曲名は“小さな星”のことで、子供向けに「お星さま」とクレジットされることもあります。ポンセはもともとクラシック音楽の人ですから、この曲全体に漂う上品さや、どこか真面目な所などは理解できようというものです。
◎ムーン・リヴァー / ヘンリー・マンシーニ
『楽曲解説』
1961年のアメリカ映画『ティファニーで朝食を』の主題歌で、ジョニー・マーサー(詞)とヘンリー・マンシーニ(曲)が作りました。アカデミー賞で主題歌賞と作曲賞という音楽関係の賞を独占し、マーサー=マンシーニのコンビは、映画、音楽両方のファンにとって忘れられない存在になりました。この曲は劇中アパートの階段で、オードリー・ヘプパーンがギターを弾きながら歌うものです。