JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎      NO.21

☆ナレーション(北からの旅人):城達也

南へ一直線に赤道を超えたところに
4月に収穫の秋を迎え、10月に春の花咲く国がある
ユーカリの森と、レンガ色の大平原を切り開き
無尽蔵の富と一緒に
虹色の明日を手に入れた自信が、胸を張っている
人々がここで、北向きの明るい家に住み
遠いところをようこそ、ここが南半球の新天地です 

◎サウンド・オブ・サイレンス / ポール・モーリア

『楽曲解説』

1964年にアメリカのフォーク・ロック・デュオ、サイモンとガーファンクル(S&Gの略称で有名)が発表した曲で、作曲はそのうちのポール・サイモンです。爆発的にヒットしたのは、1967年にフォーク調にアレンジして以降、というのが定説になっていますが、そのお披露目は同年の映画『卒業』においてだったと言えます。ここではメロディだけですが、オリジナル版の歌詞を聴くと、その難解な文学的表現に驚きます。

▽ ティコ・ティコ  / エドムンド・ロス

『楽曲解説』

1917年にブラジルのジキーニャ・アブレウが作曲したショーロです。ショーロとは、一口で説明するのは困難ですが、19世紀からブラジルで始まり、定着した器楽のことで、その根底にはポルカがあると言います。曲名の意味は、雀に似た南米に住む小鳥のこと。その鳥たちが粉をついばむ陽気な様子が描写されています。曲が正式に出版登録されたのは、26年後の1943年のこと、おおらかでノンビリした南米らしいことですね。

1 thought on “JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎      NO.21

  1. 後山邦秋

    『台湾』には足掛け8年演奏会に行かせて頂きました。数多くの思い出と出会い音楽に関わって良かったと思います。『台湾』は日本の曲を好む人が多いですね。特に演歌。朝方から、公園の至る所で、演歌を歌ってるのに驚きました。カラオケボックスも随分有りますが、ほとんど日本の曲を歌ってます。台湾に演奏に行くと必ずと言って良いほど、「北国の春」を吹きました。
    アンコールが何度もあって、もう体力的に無理だと言うまで吹きました。日本的なメロディーが好きなんですね。「サウンド・オブ・サイレンス」私が最初に尺八で吹いた思い出の曲です。確か小月公民館だったと記憶してます!会長のブログで、歌詞を始めて知りましたが、文学的で奥深い歌詞に驚きました。

    先週「浮石義民」の慰霊会に詩吟の伴奏で参加させて頂きました。一般参加の方で、尺八をたしなむ方と出会いが有り、是非ゆっくり話したいと言われ、うちの店でお会いする事になり尺八談義で盛りあがりました。
    その方は歴史も好きで会長によく聞かされた、「飯沼貞吉」の話も飛び出して、楽しい出会いでした。人とのご縁を大切にしたいと、改めて思いました。今年も残り僅かとなりましたが、何とか元気で過ごせた事に感謝です。

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