「手前味噌」の話 ②

自宅の家の「柱」他、台湾産のヒノキ「タイヒ」を使ってることをお伝えしています。柱・室内ガラス戸・障子 それ以外にも、「長押」=なげし や 「巾木」=はばぎ  なども「タイヒ」なんですね!

それから(もう ひとつ)平屋建てなんですが、すべての骨材(木組み)松材の「けた」=桁 「梁」=はり 「垂木=たるき」などなど、すべてを大きめ(太め)にしているのです。まあ、何十年~何百年(苦笑)たって、壊すとき(くずれるとき)初めてわかる話ではありますが、、さて

さらに~さらに あと ひとつ、「手前味噌」のポイントがあるのです。それは、無垢に近い、スギ(杉)丸太の「ドヂ桁」(どじけた)なんですね。(長さ10㍍弱 直径25㌢~30㌢)広縁(巾2㍍弱)から玄関にかけて、3本の「丸 どじけた」を上げているのです。見えるのは内外で半分ずつですが、何とも言えない満足感がありますね!この丸ドジですが、ほとんど全部(自分が)むいた(剥いた)のです。

作業をされていた「お姉さん」から、丁寧な手ほどきを受け、約3ヶ月かけて むき上げた のです。まあ、他にも「垂木」=たるき のほとんども「機械カンナ」で けずった(削った) のは自分なんですね。(昭和52年~53年の頃の話)ですから(まだ)東京海上(損保)のキャンペーンなどなど全く無いころのこと、一日の半分以上 大工さんの仕事場にいました。(爆笑)

「丸ドジ」を仕上げるのに、初めは丁寧に皮むきの道具でしますが、おもむろに薄皮が出てきます。それを全てはがす、この(はがす)作業が最高に難しいのです。竹へらを作ってそれで剥がしていくのです。この作業は本当に大変でした。(最後に粗塩でもむ) まるまる三本 10㍍ 10㍍ 8㍍ の三本です。一番悔しいのは、おおよそ半分は(屋根裏に)隠れていることです。(これも熱意と執念の始まりか?)

なぜ?こんなことを(コメントしているのか?)将来(誰かが)この家を見たときに(又は)住むとしたら(いや)壊すときに、このあたりの事実を伝承したかったからです。(爆笑)

もう少し 続く、、、

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