「井上 想」君からの手紙 ➀(原文のまま 転写・掲載 1~9ページ ぶん)

伊藤涌二様

前略。この度は 突然  おじ様へ 大変失礼なお願いをしました。

拙者の音楽履歴は 今年で40年で これまで音の探求を続けてきました。              最初は西洋のクラシック音楽のピアノ、ほぼ同時期に神社の儀式音楽の横笛。           後に横笛奏者となり各国を演奏しながら巡り、日本の横笛の起源を求めていた頃、世界でも突出して美しい横笛音楽を印度に見つけ、その後 印度の横笛音楽を学び始め、さらに印度の音楽の源流へと求め、インド留学をしました。                            そこでインド大陸に現存する最古のクラシック音楽である ドゥルパド に当たりました。(1ページ目)

古代ヒンドゥー教の声明音楽が起源となりますので、遡ると音楽の起源そのものが「声」にぶち当たります。六年インドに留学し、気が付くと師匠にドゥルパドの歌手として育てられていました。この音楽の継承者はインドにも現在数えられるほどしか残っておらず、増して外国人が正式に継承者として認められたのは  拙者が初めてのことです。                     

子どもの頃より  音の美しさを追い求めている内に、このような音楽に携わることになるとは 夢にも思っていませんでした。                                10年前に留学時代のネパール人の後輩と独立し、修行の拠点をネパール・カトマンドゥに移しました。全米十二都市のコンサートにも行きました。スペインに二ヶ月のレクチャーとレッスンにも行きました。(2ページ目)  ~~続く~~

★admin (筆者)注釈 (真ん中の青年)「井上想」君は、伊藤涌二の遠縁にあたります。筆者の父親の姉の子ども(姪=静子 住吉勇三の妻)が、井上想の祖母です。まあ少々遠いですが、どことなく顔かたち~性格など、さらにやっていることなど(自分なりに)納得できそうな感じ、音感 物事に徹底すること など々です。ネットで 『井上想 ネパール』! それから 曽祖父である『住吉秀松 台湾消防の父』!で検索されますと、諸々わかってきます。井上由己子は、旧姓 住吉で、今月の初め上京の折り、1泊させてもらいました。井上想は、その子供です。(彼の留守部屋に泊まりました)

(参考)2021年2月16日 ド田舎会長ブログに 関連記述があります。ご覧ください。

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