JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・38

☆ナレーション『ブーゲンビリア』  :城達也

気づけばブーゲンビリアの生け垣の側で、夕陽に頬を染めて日が暮れる
落日を追って小舟が沖を目指し、漁を終えたカヌーは岸へ急いでいる
鳥たちも森の巣へ戻っていくのだ
夕空の色が褪めて、黒い木立の間に揺れるトウチの火が赤くなる
あとには眩しい思い出が、森の奥で
夜目にも月下美人となって咲くだろう
それではもう一度、アローハ
あなたのハワイがいつまでも思い出に残りますように、、、

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◎夕陽に赤い帆  / サム・テイラー

『楽曲解説』

「カリブ島」と同じケネディ&グロスのコンビが作ったバラードです。もう少し詳しく書けば、こちらは「カリブ島」の2年後の1936年作、グロスは何故かヒュー・ウィリアムズという別名義を使用しています。1955年にテナー・サックスのサム・テイラーがレコーデングして評判になり、以後サックス奏者が競って取り上げるようになりました。イギリス人の作品なのにイギリスぽく無いのは「カリブ島」と共通しています。

◎茶色の小瓶  /  グレン・ミラー

『楽曲解説』

グレン・ミラー楽団の十八番として知られるスイング・ナンバーですが、曲そのものは作者不詳の古い(出版は1869年)アメリカの曲です。ミネソタ大学とミシガン大学の間で毎年行われる伝統のアメリカン・フットボールの試合で、勝者に贈られるトロフィー≪茶色の小瓶≫に因んで作られた曲だそうですが、その後酒飲みたちの“ドリンキング・ソング”として広まったともいわれています。

1 thought on “JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・38

  1. 藤本貴司

    こんばんは、月日の経つのが早くなりました。1月も今日で終わり、明日から あっという間に過ぎ去る2月です。
    さて山口新聞連載「ゆうびんの父(前島密物語)」のその後、現在連載の前後は主人公が薩摩藩洋学校「開成所」講師に招かれた維新前夜の1865年頃、薩摩藩講師となったものの 当時の薩摩藩は「蛤御門の変」で長州と敵対状態、前島は日本が内戦状態になると侵略諸外国の思うままになると心配しますが、当時の薩摩藩は 関ケ原からの倒幕の思いは強くあるものの 藩内に出入り者を厳しく制限していて、前島の動きは封じられていました。そんな時、故郷「越後」の母から一通の手紙が届きます。そこで今日の物語は終了でした。さて、どのような展開に?
    副題は「前島という姓(1))」、これから前島密になる物語が始まるか?
    節分過ぎて早く寒波が収まるよう思う毎日です。

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