「クヌギ=櫪」(雑木の王様)の話題。

《独り言》数日前の早朝、中村地区の「小野寅雄」さんからケイタイがありました。「クヌギ」を切ったよ!要るか?との電話。 実は(前々から)クヌギの原木をお願いしていたのです。クヌギは「しいたけ」の “ホダ木” に利用されますし「カブトムシ」のネグラでもあります。、薪ストーブの燃料としては最高級(雑木の王様)なんですね。筆者は(別段)薪ストーブ用の “燃料アキナイ” をしているわけではありません。単なる世話好きなだけです。

・このブログにも、過去お名前を出しているので説明しますと、一方(ひとかた)は「伊藤セツ子」さんで、もう一方は「豊田湖畔公園」の支配人「藤岡敬介」君であります。(ご両人とも)弊社のお客様でもあり、(前者は)家内の同級生でもあります。ご自宅(小月)と長女さん宅(吉田)のどちらにも、薪ストーブ(外国製)が設置されており、ストーブのことについて(特に燃料材)は、博学であります。言わば「クヌギ」は、薪ストーブ材料として「王様」なんですね!湖畔公園の方は、木炭を造るのです。これまた最高級の炭になります。

・お隣「菊川町」の東中山の木屋川沿いに、数年前から山林を伐採しておられます(主に杉とヒノキ、密植のため太らず、持ち主が放棄売買)。昭和8年12月生まれの83歳?一年中山林に囲まれての生活です。筆者の親父さんのKobunの一人ですね。即座に現場に行って見ました。既に山の上のほうから下ろして積み込める状態でした。以前、立った状態での姿を見ておりましたから、かなりのトン数の量でした。見かけは2㌧くらいですが、クヌギは重たいので(軽く)3㌧以上はありそうでした。

・現時点での「雑木」の相場は、チップ工場に持ち込んで、トンが6600円だそうです。昨年度より1000円上昇しているとか、、吉田地区の娘さんの家の敷地が広いので、毎年ここに運んでもらうのです。さらに2~3本(4㍍もの)は、長さ35㌢に切断してもらう条件で、総量すべて3万で手を打ちました。感は的中、トラックに積み込むと軽く3トン以上はあったそうです。このクヌギは、100年以上経過しているようで、その直径は45㌢~50㌢(根元)はありました。高さも20㍍弱はありましたから、枝やら何やらでトラック一杯の量でした。

・結局、筆者も同行し(何と!)作業の一部始終を見る!そしてお手伝い(切った塊をどける→トビで動かす)などなど、肉体労働をする羽目になりました。作業の終盤に(突然)事故が起きたのです。クレーンの付いていないトラック(2t車)のため、荷台の上で切断をされてていたのです。最後の最後にチエンソーが挟まりそれが跳ねてそのままトラックから転落されたのです。これはかなりの大事故なんですね。運良く、肩の打撲ですみました。まあ、命拾いの何ものでもありませんでした。トラックの傍には、切ったばかりの丸玉が転がっていましたから、そこにまともに後ろ向きで転落したのです。チエンソーから手が離れた為、それにての怪我はありませんでしたが、まあ、怖かったですねえ!

・あくる日の朝、TELしてみました。昨夜は痛くて痛くて、一睡も出来なかったとか!早速(手持ちの)「ロキソニン」と「痲杏薏甘湯」(まきょうよくかんとう)=ツムラ を持参しました(内緒)。(何と!)ご本人は既に山作業に行かれており、現場の山の上まで登り(ミニバイクにて)持参しました。マダマダこの山を一人で切り出すのに、数年はかかるでしょうね!これもまた人生、山の匂いが無いと、生きていかれないそうです。凄い人がいるものです。恐れ入りました。
☆ブログ内検索=「小野寅雄」クヌギやご本人の姿が見られます。

1 thought on “「クヌギ=櫪」(雑木の王様)の話題。

  1. Yuki

    田舎育ちの私も、山の匂いには特別な思いがあります。

    大変な事故でしたね。一睡もされなかったとの事、かなりの痛みだったかと思います。

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