日別アーカイブ: 2022年12月28日

JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・22

☆ナレーション『スイス』 :城達也

変わり易い山の気象が突如、激しい風雨をもたらすような土地でしたが
雨後の風の爽やかなことといったらもう
いっせいに湖に帆を張って
走り出したくなるような町でしたよ
それは、虹に飾られた、スイスの、と或る町のことだ
湖畔の丘に、錆色の甍(いらか)を積み重ねた、古い町並みがあって
曲がりくねった石畳の坂道に沿ってくすんだ建物の帆が
心に馴染む滞在であったに違いない

教会の鐘の音を聞きながら、散歩に出て
湖畔の四阿(あずまや)で、うつらうつらと時を過ごす間には
谷間いの落ち葉が湖の底に辿りつくように
山々の言葉が、心の底に届きそうに思えたのではないか
私は、旅人達の土産話しを聞くたびに
切ない夢を見ているような気がするのだ

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◎エーデルワイス   / マントヴァーニ

『楽曲解説』

1959年ブロードウェイ初演、1965年に映画化されたミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のナンバーで、オスカー・アマースタイン2世(詞)とリチャード・ロジャース(曲)が作りました。ドイツからスイスへ、、、という舞台設定のここ作品、両国にまたがるヨーロッパ・アルプスがある意味での主役でした。そのアルプスを象徴する花=エーデルワイスの花言葉「高貴なる白」に相応しい名曲と言えるでしょう。

◎アロハ・オエ   /   ビリー・ヴォーン

『楽曲解説』

ハワイ民謡と紹介されることもありますが、正しくはハワイ王朝の最後の王となった、リリウォカラニ女王(1838~1917)が1878年に作った曲です。彼女は音楽に関しても造詣が深く、このくらいの曲を作るのは簡単だったのでは?という人も、果たしてどうだったのでしょうか。いずれにせよ、ハワイの別れの歌として誰もが知っている名曲です。

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「後山邦秋」さんから頂戴したコメントです。
   2022年12月27日ぶん

『台湾』には足掛け8年演奏会に行かせて頂きました。数多くの思い出と出会い音楽に関わって良かったと思います。『台湾』は日本の曲を好む人が多いですね。特に演歌。朝方から、公園の至る所で、演歌を歌ってるのに驚きました。カラオケボックスも随分有りますが、ほとんど日本の曲を歌ってます。『台湾』に演奏に行くと必ずと言って良いほど、「北国の春」を吹きました。
アンコールが何度もあって、もう体力的に無理だと言うまで吹きました。日本的なメロディーが好きなんですね。「サウンド・オブ・サイレンス」私が最初に尺八で吹いた思い出の曲です。確か小月公民館だったと記憶してます!会長のブログで、歌詞を始めて知りましたが、文学的で奥深い歌詞に驚きました。

先週「浮石義民」の慰霊会に詩吟の伴奏で参加させて頂きました。一般参加の方で、尺八をたしなむ方と出会いが有り、是非ゆっくり話したいと言われ、うちの店でお会いする事になり尺八談義で盛りあがりました。
その方は歴史も好きで会長によく聞かされた、「飯沼貞吉」の話も飛び出して、楽しい出会いでした。人とのご縁を大切にしたいと、改めて思いました。今年も残り僅かとなりましたが、何とか元気で過ごせた事に感謝です。