日別アーカイブ: 2022年12月22日

JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎      NO.19

☆ナレーション:城達也 (南半球の新天地)

遠い地平線が消えて
深々(ふかぶか)とした夜の闇に心を休めるとき
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを告げています

満点の星をいただく果てしない光の海を
ゆたかに流れゆく風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂(しじま)の何と饒舌(じょうぜつ)なことでしょうか
光と影の境に消えていった、はるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります(以下略)

◎ 渚のアデリーヌ  / リチャード・クレイダーマン

『楽曲解説』

1976年にフランスのポール・ドゥ・センヌビルが作曲し、新人ピアニストのリチャード・クレイダーマンがレコーディングし、大ヒットしました。日本は翌々年の発売でいたが、本人のキャンペーン来日も功を奏して、関係者の予想を上回るヒットとなり、クレイダーマンの時代が始まりました。原題は“アデリーヌのバラード”ですが、「渚」の一字を付けたことが、ロマンチックなイメージをさらに増幅させたことも否めません。