日別アーカイブ: 2023年1月23日

JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・34

☆ナレーション:城達也

遠い地平線が消えて
深々(ふかぶか)とした夜の闇に心を休めるとき
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを告げています

満点の星をいただく果てしない光の海を
ゆたかに流れゆく風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂(しじま)の何と饒舌(じょうぜつ)なことでしょうか
光と影の境に消えていった、はるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります(以下略)

======

☆DISC5 想い出の珊瑚礁

◎オープニング:ミスター・ロンリー / フランク・ブゥルセル

『楽曲解説』

アメリカのシンガーソングライターであるボビー・ヴィントンによる1964年の全米NO.1の曲として知られますが、最初にヒットさせたのはその2年前のバティ・グレコによるヴァージョンです。作者のヴィントンが、やはり自分が歌うべき、、、と思ったのかもしれません。ただ、現在ではそんなオリジナルの歌よりも、ジェット・ストリームのテーマ曲となった、このフランク・プゥルセル盤の方がよく知られています。

◎シャルメーヌ  / マントヴァーニ

『楽曲解説』

1913年にハンガリーのリユー・ポラック(詞)とエルノ・ラペー(曲)が作った、ワルツ調の美しい曲です。これが有名になったのは、1926年にアメリカ映画『栄光』の伴奏曲として使われたのがきっかけでした。当時はまだサイレント映画の時代でしたが、宣伝のためにいたる所で演奏されたといいます。1951年に曲の良さに気付いたマントヴァーニが、まるで楽団のテーマ曲のように演奏し、人気が安定しました。曲名は映画のヒロインの名前です。