日別アーカイブ: 2022年11月30日

JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎 NO.8

☆ナレーション:城達也

モンパルナスの小部屋の秋が
ほんの少し物狂おしかったりするのではないか
夏のプロヴァンスで、真っ赤に焼けていた秘め事の数々を
後始末もしないで、パリへ帰っていったのだから、、、
女文字の手紙を、あのすすけた明り取りの窓辺で読むとき
すでに、無情の霧雨が降っていたりしなければいいが、、、

波、、、大荷物を背負って、秋を迎えることになる、彼、、、、
リュクサンブール公園の、木々の葉が色づいて
一瞬、明るさを増したかに見える散歩道に
たっぷり、落ち葉が散っているに違いない
もはや、どうすることもできない
彼の心残りの数のように

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◎NO・16  恋はみずいろ / ポール・モーリア

《楽曲解説》 筆者 転記 ↓

1967年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストのために フランスのアンドレ・ポップが作り、ルクセンブルグ代表として ギリシャ人のヴィッキーが歌いました。結果は4位で、特に注目されませんでしたが、カバー曲として演奏したポール・モーリアのレコードが全米チャートの1位になり(1968年)、曲もポール・モーリアの人気もうなぎ登りとなりました。そしてイージーリスニングの時代は、ここから始まったのです。