日別アーカイブ: 2016年2月23日

存じませんでした!「特殊婦人」ということば。

☆筆者もかなり年を重ねましたが、この年齢になって(始めて)知ることが結構あります。この「特殊婦人」と言う名称(ことば)も、そのひとつです。「KRY山口放送」の深夜番組(ドキュメンタリー再放送)「奥底の悲しみ」にて知りました。やはり(大戦後)引き揚げ船が帰ってきた「長門市仙崎港」が近いご当地でも、関係者は固く口を閉ざしてきたのでしょう。(全く存じませんでした)あまりにも辛くて残酷、強い憤りを覚えて、コメントすらできません。お許し願います。★「奥底の悲しみ」で検索してください。(戦後70年 引き揚げ者の記憶)

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番組内容(ネットから) ↓

太平洋戦争の敗戦を機に、本土への引き揚げを余儀なくされたのは軍人だけでなく、 これまで築き上げてきた資産を放棄した、着の身着のままの一般の人々でした。

山口県長門市の仙崎港は、全国でも5番目に多い41万人が引揚げた港です。

そこで引揚げの援護業務にあたった、厚生省の記録を探ると、私たちは聞き慣れない言葉を見つけました。「特殊婦人」の文字です。それは一体何を意味するのか…私たちの取材が始まりました。

全国で最も多くの人が引揚げた博多港、そして佐世保港へと取材を進めるうちに、当事者たちの記憶の奥底には、70年間、家族にも打ち明けられなかった、深い悲しみがあったのでした。

↓ ネットより

山口放送制作「奥底の悲しみ」が日本放送文化大賞グランプリ
民放連賞最優秀とW受賞
封印された戦時の性暴力に迫る
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 放送文化に寄与した番組を表彰する日本民間放送連盟の第11回日本放送文化大賞が発表され、周南市の山口放送制作のドキュメンタリー「奥底の悲しみ~戦後70年、引揚げ者の記憶」がテレビ・グランプリを受賞した。この番組は同時に発表された日本民間放送連盟賞でもテレビ報道番組の最優秀に選ばれ、最高の評価の2重の受賞となった。

【写真説明】「奥底の悲しみ」の一場面

 日本放送文化大賞は質の高い番組がより多く制作、放送されることを促そうと設けられ、テレビ、ラジオ部門でそれぞれ中国・四国地区など全国7地区から1番組がグランプリ候補番組として審査される。同社のグランプリは2008年にテレビで受賞して以来2度目。今回はラジオでも候補番組に同社の「ニッポン人でなく、アメリカ人でもなく…自分らしく」がノミネートされた。
 民放連賞は各地区の審査を経て全国の番組が計14種別に審査される。同社はテレビエンターテインメント番組の優秀賞に「山の神祭り~祭りと暮らす山里」、技術部門優秀賞に「ラジオ移動測定装置と検証ツールの開発」が選ばれた。民放連賞の受賞は41年連続となる。
 「奥底の~」は太平洋戦争の敗戦後、日本人女性が外地で受けた被害を中心に、当事者が70年間、家族にも打ち明けられなかった深い悲しみを記録した作品。5月30日に放送した。
 41万人の引き揚げ者を受け入れた長門市仙崎港の引揚援護局の記録に「特殊婦人」という文字を見つけたことを発端に取材を進め、数々の証言などから中国東北部の旧満州などでのソ連軍による戦時性暴力の悲惨さや戦争の実態を明かしていく。(ネットより)