日別アーカイブ: 2016年2月4日

雑木(薪ストーブ用)調達(お世話)の時期!

《独り言》薪ストーブ用の雑木の調達の時期となりました。「弊社」も筆者の「自宅」も「薪ストーブ」はありません。数年前から「薪ストーブ」に興味が湧いて、燃料の「クヌギ」「カシ」「シイ」「ナラ」などの雑木のお世話をしています(但し、家内の同級生で、お一人のみです)。あくまでもお世話ですから、アキナイではありません。☆(薪になるには)冬に原木を伐採そして切断~薪割りした後、乾燥に、1~2年かかります(ご本人が作業)。かなり危険な作業ですね!

・何故か?この冬は「雑木」の調達が巧く行きません。材木業を営んでいる懇意な方が数名(数社)おられます(弊社のお客様)。過去「小野寅雄」さん、岡崎木材さんその他の皆さんから頂戴しております。先日、地元の「原木市場」の貯木場に行ってみました。思った以上に沢山の木材でした。但し、ほとんどが針葉樹(いわば)杉材とヒノキ材でした(用材専門)。次から次と、4tトラックが原木を満載してきます。これも全て杉~ヒノキ(檜)ですね。市場の隣接地に(新しく)チップ専門の会社が営業を始めました。そこにも(ほとんど)「雑木」はありませんでした。お隣の菊川町に古くからチップ工場(雑木専門)があり、そちらに運ぶそうですが、、今度、行って見ましょう。

・ご当地はド田舎ですから、周辺には山林地域が多く、その中には「雑木」も結構見受けられます。何故か?運ばれてくる原木は(全て)針葉樹なのです。現在、雑木(特にカシやシイ)をお願いしている皆さんは(弊社のお客様)杉や檜を切っているようで、その中に(チラホラ)雑木が紛れ込んでおり、どこと無く邪魔者扱いの様相です。

・杉~檜は真っ直ぐに成長しています。雑木はあちらこちらに曲がっていますから、同じ運んでも一度に運ぶ量が違ってきます。内緒の話ですが、トラックは積載量を、、、、、針葉樹は真っ直ぐですから積み易いと思いますね。それと、何故か?杉林~檜林が多くなっています。これは戦後(国策にて)林野庁の指導の下に建築材料推進のため「針葉樹」を積極的に植えてきた経緯があります。ご当地では「公社造林」なる素晴らしい森林がかなりありますねえ!森林行政については、色々と・・・・が出てきていますが、これも時代の趨勢でしょう。コメントは控えます。

・建築材料としての杉~檜などが、チップ(製紙)~ボイラー燃料として利用されることが顕著になってきております(手入れが悪く太らない=間伐や枝切などしていない場合)。(バイオマス燃料=パレット などに加工して、火力発電、大型ボイラー燃料など、今後益々増加していくでしょう。問題はそれらの価格(お値段)ですね。聞く所によりますと、(チップや発電用)1トン当たり、¥5000~¥5500位とのことです。①山林買い付け ②伐採 ③運搬 この価格は、工場まで搬入しての値段です。過酷な労働の割には安いと思いませんか?早い話が、4tトラックに満載(オーバーで6トン)単純に計算して三万円にしかなりません。これが現実なんですね。多分、買い付けた山林の中に、思いもよらず「太くて真っ直ぐな」用材が紛れ込んでいた場合、それを楽しみに「木材業」を営んでおられるのでしょう。

☆筆者が幼児のころ、家業は「材木業」でしたから、それなりの興味はあるのです。昔は、(大雑把で)見た目で「なんぼ!」そんなアキナイだったとか?筆者の親父さんは、大きな「肥え松」や「欅(ケヤキ)」を(特別に)狙って買い付けをしていたそうです。話は脱線しましたが、現在、中々雑木が手に入らず、少々あせっているんです。山林の持ち主(筆者もその一人ですが、、)は、材木の低価格と労費(ろうちん)などの関係で、正味の手取り「山金」(やまぎん)は2割にも満たないのでは?と推察します。いわゆる、山林を売っても(あんまり)お金にはならないのが現状です。地元を離れ、山林に見切りをつけた結果、(安くても)山林を売るそんなケースも聞いています。人目もありますからね、簡単に山林を伐採(木を売る)することは躊躇するのです。