JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・32

☆ナレーション 『島めぐり』  :城達也

ハワイの島影を数えて、渡り鳥のように飛び
一日を七重にも八重にも
生きることができるのだという
或る島では、女性の立ち姿に似た山々が
緑の山?を折り重ね
日を浴びた肩口に、レンガ色の地肌をにじませていた
又、或る島では、数百メートルの断崖が、幾筋もの滝をかけて
屏風のように海に落ち、苔むす壁に、海鳥が群れて飛んでいた
遊覧飛行の窓の下を流れる景色を
巻き絵のようにつなぎ
島ごとに、花陰の娘に置いて通り過ぎた一日であったが、、、、

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◎波路はるかに   / ビリー・ヴォーン

『楽曲解説』

1937年にはりー・トビアス(詞)とパーシー・ウェンリッチ(曲)が作った曲を、1957年になってビリー・がヴォーンが取り上げ、リバイバル・ヒットにしました。ヴォーンにとっては「メロディー・オブ・ラブ」に続く2枚目のミリオン・セラー・ヒットとなり、その人気を不動のものにしたのでした。日本ではこの曲をオープニング・テーマ曲にしたラジオ番組がヒットし、ヴォーン人気もうなぎ登りなったというエピソードがあります。

◎バラ色の人生  /  マントヴァーニ

『楽曲解説』

1944年10月12日にエディット・ピアフ(詞)とピエール・ルイギー(曲)が作ったシャンソンの名曲です。何故この曲だけが日付まで分かっているのかと言えば、ピアフ自身がメモしたものが残っているからです。彼女がまだ無名だった歌手=イヴ・モンタンに対して抱いていた淡い恋心が、この曲を作らせたとも言われますが、真偽のほどは分かりません。いずれにしろ、シャンソンという狭い枠にとらわれない世界的な傑作といえます。

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