JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎 NO.7

☆ナレーション(秋):城達也

枯れ果てるものは、木の葉だけでなく、、、
散るものも又、木の葉だけでなく、、、
空をふり仰いだ青春の顔や
砂浜に落ちたパラソルの影が
色褪せて行くのも又、同じ秋だという

夏よ。年ごとの我らが片思い
くり言を数えれば、公園に舞い散る
落ち葉の数でも不足だ
日ごと、ふり積もり、足元でしゃがれ声を上げ
風に吹かれて行く
記憶の哀れでも不足だが
それが夢の中で夢を数えた
夏の形見ならば
立ちつくす秋の肩口にとまる
落ち葉を、振り払うまい
ついに届いた、返信不要の
別れの便りなのであるから

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▼ NO/12 小さな喫茶店 / アルフレッド・ハウゼ

『楽曲解説』⇒筆者 転記

正確な作曲年は不明ですが、1930年代の初めに日本へ入ってきた曲です。その時は「カフェの魅惑」という曲名でしたが、ほどなくこの「小さな喫茶店」として、大流行しました。作曲したフレッド・レイモンドはドイツのオペレッタ作曲家ですが、片手間のように作ったこのコンチネンタル・タンゴで名を残すことになろうとは、夢にも思わなかったに違いありません。“それは去年のことでした、、”という日本語の作者は、瀬沼喜久雄によるものです。

〇NO13 日曜はダメよ / ヘルムート・ツァハリアス

『楽曲解説』⇒筆者 転記

1960年のギリシャ映画「日曜はダメよ』の主題歌で、マノス・ハジダキス作詞・作曲しました。アメリカ人のジュールズ・ダッシンが、ギリシャのスター=メリナ・メルクーリを全面に押し出して作った映画で、もちろんメルクーリ自身が歌いましたので、主題歌賞授与の時には誰もが驚いたものでした。

▼NO/14 パーフィディア / ザビア・クガート

『楽曲解説』⇒筆者 転記

1939年にメキシコのマリンバ奏者=アルベルト・ドミンゲスが作曲しました。曲名の意味は“裏切り”で、愛する人の不実に苦しめられる主人公の気持ちがテーマになっています。「ペルフィディア」と言うべきだという論もありますが、昔からトゥルメンタルではこのクガート盤g、歌入りではトリオ・ロス・パンチョスのものが有名です。

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