「児玉進矢」さんからのコメントです。その⑬

「児玉進矢」さんからのコメントです。2021年4月21日ぶん

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大谷選手が投打二刀流で大活躍ですね。何でもあのベーブルース以来の快挙だとか。日本の野球少年が海を渡り、大リーグで並み居る強打者をキリキリ舞いさせ、特大ホームランをかっ飛ばす、、誠に拍手喝采です。

日本では一つの事に集中して青春を送ったり人生を捧げることが何となく美德とされてきました。しかし最近ではラグビーの福岡選手が医師の資格を取ったり、将棋の船江六段が公認会計士に合格したり、アイドルグループの加藤シゲアキさんが直木賞候補にノミネートされたりと、一つの世界に留まらず二刀流で活躍しているのを見るにつけ、近頃の若者もなかなかやるなぁと感心しています。

では、我ら中高年世代はどうでしょう?私のイチオシは酒場詩人と呼ばれる吉田類さんです。彼は高知生まれで若くしてフランスに渡り絵描きになったのですが、今は全国の酒場を放浪し、地酒を美味しそうに飲み、出てきた郷土料理を美味しそうに食べ、地元の人と会話を楽しみ、興が乗れば踊り、最後に洒脱な俳句をひと捻り。彼の酒場放浪記シリーズは酒飲みの間でベストセラーのようです。絵描き兼作家兼詩人、二刀流ならぬ三刀流のカッコ良いオジサンです。私も一冊、彼の本を手に取ったところそのタイトルが奮っていました。

「酒は人の上に人をつくらず」

本来お酒の席はこうあるべきなんでしょうね。「今日は無礼講で」などど無粋な言い回しはやめて、こらからはこのセリフを拝借することにしました。

↑「児玉進矢」さんからのコメントです。

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