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「植平光彦」さんから頂戴したコメントです。

「植平光彦」さんから頂戴したコメントです。
   2023年7月3日ぶん

電話させていただいた際にも、お話をお聞きしましたが、床下浸水されたとのこと、さぞかしご心配されたことと思います。会長のご自宅の前の水路も冠水状態とのことで、実際かなり深い水路ですので、相当の水量が溢れ出たのですね。最終的には床上浸水に至らず本当に良かったです。

毎日、比較的自由な時間を持つことができていますので、色々と思考が宙を飛び回ります。高校時代に習った徒然草の冒頭の一節に「つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」というのがありました。吉田兼好のような才ある人間ではないですが、そんな私でも、時折、「あやしうこそものぐるほしけれ」といった気持ちになることがあります。
難解なのですが、興味もあり、素粒子物理の本を何冊か購入して読んでみました。結局、物質の最小単位を探求する学問は、そもそもの宇宙がなぜできたのか、ということを解明することにつながっているようです。若い頃は思いもよらなかったのですが、哲学や天文学が探求しようとしている領域が、素粒子物理学が探究しようとしている領域と重なっているというわけです。この宇宙がどのようにしてできたのかが解明されると、我々人類がなぜこの世に生まれ出でて、一生を送るのか、あるいは、我々はこれからどこへ行こうとしているのか、といった哲学的問いかけへの一つの答えにもなることとなります。そのようなことをもちろん物理学者でも哲学者でもない私が、天空を見上げながら思いを馳せていると、答えはないのですが、なぜ、この世があり、我々をはじめとする生物が存在し、どのような意図や理由で日々の行動が営まれているのか、という思考が脳内を駆け巡り、まさに「あやしうこそものぐるほしけれ」状態になってしまいます。
これからのさらなる科学の進歩、技術の進歩に大いに期待したいです。そして根源的な疑問への解と飛躍的な利便性の向上の享受を実現していければいいなあと思います。そんな時代には、きっと線状降水帯発生への対策も現実化しているかもしれませんね。