児玉進矢」カテゴリーアーカイブ

「児玉進矢」さんから頂戴したコメントです。

「児玉進矢」さんから頂戴したコメントです。                          2024年4月28日ぶん

世界遺産の富岡製糸場を訪れました。我々の世代は官営富岡製糸場として歴史の授業で多分習ったはずです。行ってみて半分喜んで半分驚いたのですが、入場料はたった1,000円なんですね。しかも充実した説明用アプリが無料。駐車場も少し離れているからか無料。送迎バスも無料。ただでさえ円安で〝ニホン、ヤスイネ”と喜んでいる外国人観光客にとっては、自国でビール1杯飲むぐらいの感覚で世界遺産見学ができることでしょう。

まあ、それは良いとして、説明を聴いて感心したことがあります。それは女工さんたちの労働環境です。15歳から25歳までのうら若き乙女たちが集められたらしいのですが、設立当初の官営工場時代は一日7時間45分労働、日曜日はお休みだったそうです。現代においても労働基準法をクリアしていますね。時は明治5年ですよ、誠にあっぱれな労働政策です。どうしてそんな素晴らしい制度だったかというと、創設者のフランス人の技術者が女工さんたちを大切にしたからだそうです。さすが、労働は神が与えたもうた罰という国から来ただけはある。あるいはフランス革命で、市民を虐げると国王や貴族がギロチン台に登らされるという世にも恐ろしい歴史のなせる技でしょうか。

しかしその後がいただけません。時が下り、払い下げを受けた三井グループの時代になると、一日13時間労働、休日は月に2回に減らされたそうです。明治の頃といえば日本にまだ労働組合も労基署もなく、彼女達には駆け込むべきところはなくどうしようもなかったでしょう。

だからでしょうか、日本ではいまだに民営化する時には労働者は処遇がきり下がると言って反対しますね。でも、富岡製糸場の事例にならえば、外資に買われるのならばむしろ喜ばしいかもしれませんね。

 

 

「児玉進矢」さんから頂戴したコメントです。

「児玉進矢」さんから頂戴したコメントです。                          2024年2月24日ぶん

東京フィルハーモニー交響楽団を溜池のサントリーホールで聴いてきました。曲はベートーヴェンの「田園」とストラビンスキーの「春の祭典」。CDで聴いたりテレビで観ると100%寝落ちするでしょうが、ライブ演奏は全く別物ですね。ひたすら感動しっぱなしでした。

100人近くが一斉に出す音にはド迫力がありますが、一人のフルートが静寂の中で奏でる音は凛として美しいし、指揮者のタクトに合わせて楽団全員の一糸乱れぬ動きはあたかも一つの生き物のようです。2,000人の観客が咳払い一つせず結構な緊張感で聴き入っているこの場所は、戦争が起き醜聞が蔓延る俗世界とは無縁の世界でした。ユートピア、シャングリラ、桃源郷です。

それにしても作曲家というのはどういう頭の構造をしてるんでしょうね。メロディを作るだけならともかく、何種類もの楽器それぞれの楽譜を書いて、それが全体として調和して、しかも色んな情景や物語を表現し、最後は一気にクライマックスに持っていく。まあ平凡な言い方ですが天才と呼ぶべきでしょうね。自分の残した曲を後世の何億という人が聴いて感動しているということを彼らが想像していたかどうか分かりませんが、もしあの世で会えたならブラボー!と声をかけてあげたいです。