続々編 “ 舌の根の乾かぬ内に ”

《独り言》
年齢を重ねても(永く町内に住んでいて、、)初めて訪れる地区があるのです。本日の話題の場所「大風畑」=おおかぜばた は、ピッタリその場所なんです。かすかにこの地名を聞いたことがありますが、訪問したのは(実は)初めてですね。さらに、この地区周辺が「明見」=あからみ というのも初めて知った次第です。(ゴミ退治 方々)

・昨日のブログにて「狗留孫山」のことをコメントしましたが、実は数日前、(来社中の)お客様のT/A君へ “「上杢路子」から「横道」までの林道を下ったよ!” の話題提供をしたのです。その際、“ まだまだ凄いところがありますよ!そこは「大風畑」=おおかぜばた と言うところです。” を(彼から)聞いていたのです。その二日後、小雨の中を、ミニバイクにて出かけたのです。

・ズバリ、もの凄い山の中で、現在の住居は2軒のみ、それぞれ最深部辺りで道が分かれ、高齢の方が(一人ずつ)住んでおられたのです。(国道435号線=弊社の前の道路)を下八道まで行き左折(国道491号線)、「みのりの丘」を通り過ぎて「県道269号線」に出会い、そこを右折して500㍍行って、昔風な狭い橋(左側の)を渡り、おおよそ2キロ山を登るのです。そこが「大風畑」!段々畑(田んぼの跡地:石積みでここも “毛利藩の隠し田” か?)が痛々しく、昔の田畑が偲ばれます。そばに流れている「大風畑川」(これこそ清流)には、こじんまりした「滝」が二つありました。(雄滝と雌滝の二つ)「維新の滝」で「大風畑の滝」とも呼ばれているようです。(下関市 維新の滝 で検索されますと YOU-TUBE 沢山あります。)  もう片方の山道沿いには(超ちっちゃな)水田が5~6枚?ありました。水は綺麗でしょうが、日あたりが悪そうで(周囲の雑木林に隠れており)お味の方はどうでしょうか?

・何はともあれ、初めて訪れた山の中、かなり昔は10軒前後の集落だったそうで、結構賑やかで「炭焼き」など「山林関係」で生計を立てたのでしょう。筆者が一番奥まで行くと(左)、家の周囲の草取り中の(そんなに生えていないのに)(お年を召された)お母さんがおられたのです。すこぶる健在で色々と会話をしました。話す内に、ご子息(長男さん)と(筆者は)面識があることが分かり、古くは(筆者の親父さんも)ハンティング(狩猟)や山林の買い付けで、来たことがありそうな?雰囲気でした。

・単純な驚きですが、山奥の2軒しかない集落にも、アスファルト道路!、さらに大きな電柱(コンクリート)が(奥まで何本も)建っていたことですね。(当然でしょう!)この通電は(中国電力)、(その後長男さんに聞きましたら→ 山口県警OB)昭和の36年くらいに(工事が)完成した!とか、、それまでは「ランプ」でしょう。道幅は軽四がやっと通れる幅で、実に狭くカーブの連続です。周辺の山林は、大手製紙会社の所有林もあるようで、(今現在では、ほとんど値段がつかないくらい安く=伐採や賃金など高い)それでも、実に立派な(ヒノキなど)極上森林域であります。

・こんな山の中に80歳半ばの方が(一人で)生活していることに(筆者は)思わず目頭が熱くなってきました。ここを訪れる人は、郵便局の配達員さん、そして農協さんか?地元の役員さんくらいでしょうか?地元「豊田町」の中でも一番(標高の)高い位置でしょうし、そこの風景は、絶妙!としか言い様が無いほど、世間と隔絶した処でした。言わば100年も200年もの前風景が、生き生きとうごめいていたのです。同じ町内に、こんな所があったこと自体、驚きと感激の何ものでもありません。

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《速報》ニューヨーク・ヤンキースの「田中将大」投手が(1ヶ月振りに)勝利投手になりました(6月9日以来の勝利!)。6-2 (対オークランド・アスレチックス戦)
被安打2 四球1 奪三振6 失点2(自責点1) 7回2/3 投球数114 これで5勝3敗 (~5:05)

1 thought on “続々編 “ 舌の根の乾かぬ内に ”

  1. 神戸姉

    ふるさとは本当に「奥が深い」ですね…。杢路子は祖父の出身地(祖母が跡取り娘)ですが未踏の地ゆえ、興味深く拝読しました。

    ブログ…お留守と思いながらも、ついついお伺いしてしまう今日この頃でございます(笑)

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