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成徳達材:石碑 (移設工事中!)

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↑ 西市こども園(西市小学校そば)に建立されている「成徳達材」の石碑の、移設工事が進行中です。成徳達材とは、吉田松陰先生が、野山獄で「孟子」を読書中習得、松下村塾の塾生に説いたものです。この石碑は、西市高等学校(県立)の前身、西市農林学校の設立に寄与された「松田モト」女史が建立されたものです。記憶は定かではありませんが、筆者が30歳前後の頃(今から約40年前)除幕式に参列したのを覚えています。当時の参列者で現存は、江本清門氏~久保雅典氏~松田アサ子氏、そして伊藤涌二(筆者)のみ?となりました。(松田教育振興財団)

・すぐそばの空き地に(現在)移設工事中、小山石材が受け持っているようです。(ため池修復)工事道路を作る為です(元受=國分組)。小山石材の現社長は、弊社若社長の2年?後輩(西京高校野球部)地元下関の軟式野球界でも有名なチームですね!

・「成徳達材」の意味は、一生懸命勉強(努力)して、立派な人間になりなさい。そしてそれを後から続いてくる人のために役立てなさい。と言う意味ですね。徳=勉強~努力 材=学力~財力~人間力 大事なことは、後から続いてくる人のために働く(後輩に何かを教える~故郷に何かを残す)ことでありましょう。そのように自己解釈しています。

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成徳達材(ネットより)

徳を高め、大成させる。これを成徳という。

能力を錬磨し、上達させる。これを達材という。

「徳を成し材を達するには、師恩有益多きに居り。故に君子は交遊を慎む」

徳を磨き優れた人間に達するには、恩師と益友の助けによるところが多い。

ゆえに、君子は、人との交流は慎重に行わなければならない。    

成徳達材(せいとくたつざい)

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↑ 「西市こども園」と「西市小学校」の間の山手に、「成徳達材」の石碑があります。40数年前に「松田モト」女史=故人 が建立されたものです(筆者、最初の披露の席には参列しました)。筆者ブログに数度ばかり紹介しておりますが、「ため池」補修工事の為(工事用道路を作る)、本体を移設(すぐ傍に)するようです。筆者の座右の銘でもあり、江戸末期、「吉田松陰」先生が唱えられた言葉です。実際は中国古典「孟子」から引用紹介されたとのことです。それこそ、この地一帯には、西市高等学校(県立)あったところであり、莫大な私財を投じて高校設立の礎(いしずえ)を成されたものです。石碑の奥深くには、関係する遺物があるとか!聞いております。移設には反対ですが、公共的な事業(水利的なこと)では「やむをえない」と思っています。実は、この土地は山口県か下関市の公共地であり、石碑自体は登記されておらず、いわゆる精神的な象徴?なんでしょうか!