☆ナレーション『日没の地平線』 :城達也
かって、日没の地平を目指して旅をした人がいて
地の果ての山なみのアメリカ杉や、ユーカリの森の向こうに
これはどれほどの夢を見た空だというのか
ついに眠ることもなく、晴れ渡り
輝き渡る大地にたどり着いたのであったろう
今もなお、カリフォルニア州の日差しの下で
人々は、あの長い渇きに似た熱風の記憶を
生き続けているというのだ
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◎シェルブールの雨傘 / ミシェル・ルグラン
『楽曲解説』
フランスのミシェル・ルグランが」作曲した、1964年のフランス=西ドイツ合作映画『シェルブールの雨傘』の主題曲です。ジャック・ドゥミー監督が「普通の台詞は一切なし」全てのメロディーに乗せて歌うという画期的な作り方をした異色のミュージカルで、この曲は駅での別れの場面に印象的に流れた為主題曲扱いされますが、他のシーンにも素晴らしい曲が沢山あったことも忘れられません。
◎第三の男 / アントン・カラス
『楽曲解説』
1949年のイギリス映画『第三の男』の主題曲で、オーストリアのアントン・カラスが作曲しました。この映画のロケ地であるウイーンで、監督キャロル・リード以下スタッフが巡り合ったのは、オーストリアの民族楽器ツィターと、それを弾いていたアントン・カラスでした。そこで映画のための主題曲の依頼、そして音楽監督の任命と、とんとん拍子に進み、映画音楽史上まれにみる傑作が生まれたのでした。曲の別名は「ハリーライムのテーマ」です。
こんにちは、1月5日に山口新聞連載中の「ゆうびんの父(前島密物語)」で前島密と何礼之の2人が人斬り以蔵(土佐藩岡田以蔵)らに襲われたところ までコメントしました。
その後の続きです。
この連載物語には、副題かつけられ10数回続きます。
副題は「新選組」で今日で13回目、襲われた前島ら2人を救ったのは新選組です。今日ようやく「沖田総司」「新選組隊長近藤勇」か登場、名乗りをあげました。京の街を見守る新選組ですが、時々大阪に出向き浪士取り締まりをしていて、襲われた2人は運よくケガもなく難を逃れたようです。以蔵は逃走。
昨日の連載で、以蔵らが「みぶろ(壬生浪)か!」と叫びました。
新選組隊士は旗本ではなく、幕府が集めた、田舎出の剣の腕が立つ浪士で京都壬生に駐屯して諸藩浪士取り締まり集団で「壬生浪」は新選組の別称、蔑称。
前島密が難を逃れたところですが続編を楽しみに読んでいきます。
あまり長くなるので新選組、壬生寺、八木邸などとあわせて、新選組の架空少女漫画(「風光る」渡辺多恵子作画)についてまたの機会にコメントします。