JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎 NO.6

☆ナレーション :城達也

もう怖がることはない、夕暮れの娘たち
お前の湖畔の散歩道には
マロニエの花房が白い燭台の火を、無数に灯しているのだから
船出してしまった、お前の花の河岸
セーヌ川の船着き場に、寄り集うはしけ船を
逢い引きのたびに見つめて
ほとんど読み取れない船の名が
お前の不安な旅のようであったが、、、

行きつ戻りつ、つづり終えた
晴れの日の旅立ちの書類
もう、振り返ることはない
彼らは判ってくれるはずだ
お前のいない並木道にも
満開のマロニエの花が咲いていて、、、

◎NO・11 愛の讃歌  カーメン・キャバレロ

『楽曲解説』⇒筆者 転記
1949年にエディット・ピアフ(詞)とマルグリット・モノウ(曲)が作り、ピアフが歌って彼女の代表曲になりました。もっとも、モノウの名を借りただけで、実際には作曲もピアフ自身がした、という説もあるようです。ピアフの曲であるとか、シャンソンであるとかいう狭い範囲ではなく、ポピュラー音楽全体を代表するスタンダード曲といえるでしょう。英語詞を付け、ブレンダ・リーが歌ってヒットしたのも忘れられません。

1 thought on “JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎 NO.6

  1. 児玉進矢

    神奈川県西部に大山という山があります。鳥取県も大山がありますが、神奈川は「おおやま」、鳥取は「だいせん」です。ここは関東平野の西南の縁にあるので、関東平野が一望でき、さらには江ノ島や湘南海岸、反対側には富士山が望める登山者に人気の山で、標高1,251メートルと結構高いんですね。

    その大山登山に同世代の友人と共にチャレンジしました。新宿から小田急電車に乗り、伊勢原という駅で降りてバスで登山口に向かい、そこから五合目までケーブルカー。中腹からスタートできるのですが、いきなり鬼のような急勾配の石段を100段ぐらい登る羽目になります。なるほど、山の神がここで生半可な登山者の心をくじき「怪我しないうちに帰りなさい」とブラフをかけているんだな、と勝手に解釈して、「ここさえ抜ければ後は楽なはず」とこれまた楽観的ミスジャッジをして登り続けましたが、山頂までの道はその後もひたすら厳しく、アラカン世代の我々はただただ自らの足元だけを見つめ、無口なクライマーとなって息絶え絶えに1時間半かかって山頂に辿り着いたのでした。

    山頂からの絶景を楽しんだ後、この登山の最大の目的地である麓の豆腐料理屋さんを目指して下山です。いまやブランドになった大山豆腐をいただける由緒正しい料理屋さんで美味しいお酒をいただきました。山頂に登った達成感と美味いお酒を飲む悦びで、もうドーパミンがドクドクと分泌されるのを感じました。疲労困憊の後の日本酒の効き具合は抜群で、帰りのバスでは一言も喋らないうちに全員安らかな眠りにつきました。

    返信

児玉進矢 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。