JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・34

☆ナレーション:城達也

遠い地平線が消えて
深々(ふかぶか)とした夜の闇に心を休めるとき
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを告げています

満点の星をいただく果てしない光の海を
ゆたかに流れゆく風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂(しじま)の何と饒舌(じょうぜつ)なことでしょうか
光と影の境に消えていった、はるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります(以下略)

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☆DISC5 想い出の珊瑚礁

◎オープニング:ミスター・ロンリー / フランク・ブゥルセル

『楽曲解説』

アメリカのシンガーソングライターであるボビー・ヴィントンによる1964年の全米NO.1の曲として知られますが、最初にヒットさせたのはその2年前のバティ・グレコによるヴァージョンです。作者のヴィントンが、やはり自分が歌うべき、、、と思ったのかもしれません。ただ、現在ではそんなオリジナルの歌よりも、ジェット・ストリームのテーマ曲となった、このフランク・プゥルセル盤の方がよく知られています。

◎シャルメーヌ  / マントヴァーニ

『楽曲解説』

1913年にハンガリーのリユー・ポラック(詞)とエルノ・ラペー(曲)が作った、ワルツ調の美しい曲です。これが有名になったのは、1926年にアメリカ映画『栄光』の伴奏曲として使われたのがきっかけでした。当時はまだサイレント映画の時代でしたが、宣伝のためにいたる所で演奏されたといいます。1951年に曲の良さに気付いたマントヴァーニが、まるで楽団のテーマ曲のように演奏し、人気が安定しました。曲名は映画のヒロインの名前です。

1 thought on “JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎     NO・34

  1. 児玉進矢

    広島で行われた都道府県対抗の駅伝を観ました。全ての都道府県から選ばれた下は中学生から上は社会人までが、一本のタスキをつないで懸命に走る姿は本当に素晴らしい!ところが、箱根駅伝と比べると注目度はやや低いようでメディアの扱いも地味ですね。この大会は日本陸連が主催するイベントにもかかわらず、です。

    箱根駅伝の場合、他にやることのない正月三が日に行われ、しかも大手町スタート、皇居、横浜、湘南海岸、箱根湯本、芦ノ湖とメジャーな観光地を走るということも関係してるのかもしれません。でもそれだけではなく、箱根駅伝にあって都道府県駅伝にない最大のキラーコンテンツは名物監督たちの乗る伴走車(運営管理車)でしょう。これがあるから私たちは監督からのナマの叱咤激励を目の当たりにすることができ、選手が己の肉体の限界を超えて頑張る様を観て感動するのです。時には「男だろ!」という昭和懐メロ森田健作的なゲキも飛びますが、師弟間の特別な人間関係の中でのやり取りに部外者がとやかく言うこともないでしょう。ちなみに箱根駅伝にだけ伴走車が認められているのは、一区間の距離が長くランナー間の距離が開くからだそうです。なるほど。

    来年は箱根駅伝100回大会で、関東の大学だけでなく全国の大学も予選に参加できるそうですが、もし、おらが県の大学が正月に箱根路を走ったら盛り上がること間違いなしですね、人気のあるスポーツイベントが門戸を開いて競技人口の裾野を広げるのは大事なことです。このところ人気凋落気味の日本のプロ野球も見習ったらどうでしょうか。プロ野球、社会人野球、大学野球、甲子園優勝校入り混じっての選手権大会とか、、。

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