日別アーカイブ: 2022年12月2日

JET STREAM(音楽のある風景)から ㈱燈音舎 NO.9

☆ナレーション:城達也

モンパルナスの小部屋の秋が
ほんの少し物狂おしかったりするのではないか
夏のプロヴァンスで、真っ赤に焼けていた秘め事の数々を
後始末もしないで、パリへ帰っていったのだから、、、
女文字の手紙を、あのすすけた明り取りの窓辺で読むとき
すでに、無情の霧雨が降っていたりしなければいいが、、、

波、、、大荷物を背負って、秋を迎えることになる、彼、、、、
リュクサンブール公園の、木々の葉が色づいて
一瞬、明るさを増したかに見える散歩道に
たっぷり、落ち葉が散っているに違いない
もはや、どうすることもできない
彼の心残りの数のように

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NO・17
▽イパネマの娘 / ロニー・アルドリッチ

《楽曲解説》 筆者 転記 ↓
1962年にブラジルのヴィニシウス・モライス(詞)とアントニオ・カルロス・ジョピン(曲)が作り、当時まだほとんど無名だったアストラッド・ジルベルトが歌い、大ヒットしました。イパネマはリオ・デ・ジャネイロある海岸の名前で、そこを歩くお嬢さんの姿が描かれています。この曲をきっかけに“ボサノヴァ”が世界中に浸透し、アストラッドがスター街道を進むようになったのは、皆様よくご存じのことでしょう。

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NO・18
◎夜空のトランペット /ニニ・ロッソ

1964年の発表、イタリアのトランペット奏者=ニニ・ロッソの自作、自演作です。デビュー曲ではありませんが、余りにも強烈なヒットだったため(イタリアのヒット・チャートでは 同年6月~7月にわたって6週間1位)そんなイメージがあります。原題は“静寂”で、ムード・トランペットの魅力を十二分に堪能させてくれます。原題にとらわれず、誰でも覚えられる「夜空のトランペット」という邦題にしたのも、成功の要因です。